■仮想マシンのモバイル接続をMacで利用する方法
(4)MacでのDNS設定
最後にダイアルアップで接続するDNSのアドレスをMacに設定します。ここでは、Macのファイアウォール設定を変更し、VMware Fusionの受信接続を許可することで、仮想マシンとの通信を可能にしています。
1.「システム環境設定」を起動し、[ネットワーク]を開きます。[AirMac]を選択し、[詳細]をクリックします。[DNS]項目を選択して仮想マシン上で取得したDNSアドレスを設定します。

2.「システム環境設定」を起動し、[セキュリティ]を開きます。[ファイアウォール]項目をクリックして、「特定のサービスおよびアプリケーションにアクセスを設定」にチェックを付けて、アプリケーションの一覧に「VMware
Fusion」を追加します。

以上でMacのSafariなどを利用して、Webページにアクセス可能となります。もちろん、メールの送受信も可能です。
※Macを通常の無線LANに接続し直す際は、DNSを全て削除し、IPv4の構成を「DHCPサーバを使用」に戻す必要があります。
今回は、LANが使用できない環境で仮想マシン上のモバイル接続を使用する方法を紹介しました。しかし、このテクニックはLANが使用可能であっても有効な場合があります。
例えば、仮想LinuxマシンをFireWallまたは、プロキシサーバとして利用するといったことも可能です。このテクニックは公衆無線LANなど信頼できないネットワークにMacを接続する場合に有効です。
今回の設定手順は、一見複雑にみえるかもしれません。しかし、2回目からは仮想マシン上でモバイル通信を開始して、DNSのIPアドレスを取得、そしてMacのネットワークを設定するだけです。一度手順を理解すると、設定する項目自体はあまり多くはないということが分かるでしょう。
今回のテクニックは頻繁に使用することはありませんが、その利用環境を広げる一例という意味では、好例と言えるのではないでしょうか。